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Aaron’s Bass Hole - Compression 101

ブログ

Aaron’s Bass Hole - Compression 101

takahiro tozawa

“When the Levee Breaks.”(Led Zeppelin) “In the Air Tonight.” (Phill Collins)やCalifornication(レッチリ)。これらは曲やアルバムは他の物とは違います。コンプレッションは曲を良くもダメにもします。アルバム全体もです。それでも殆どの音楽の聞き手や有能なミュージシャンにですらミステリアスな物です。

ダイナミック・レンジ・リダクションやコンプレッションは、各楽器、トラッキング、ミキシング、マスタリング等レコーディングの全ての段階で存在しており、ラジオの放送の信号等にまでも使われております。音の喧噪の中での「世界に響き渡った一音」。結局これは何なのか?って。なんでコンプの話をする時の例えがいつもカッコ良いドラムとか音の悪いレコードの事なのか?まあでもコンプは最高!ウチらに色んな事をしてくれます。歪んだギター、あのナッシュビル系のトゥワンギーなテレキャスの音、ファンキーなベースライン、顔に息が掛かっている様な気分にさせられるボーカル等。でも作業の際にコンプをバンドエイドの様に扱う人って多いですが、僕はそれが我慢出来ないんです。何が言いたいかというと、コンプは道具であり、エフェクターでは無いんです。そう扱いたければ別ですが。このブログはAaron’s Bass Holeなので、今回の例はベースを使って当社のコンプ、The Wardenがどんな役目をするかを見て行きますね。

コンプレッションとは?

コンプレッションとはダイナミックレンジ・レンジ・リダクションです。これがどんな意味かと云うと、コンプに信号が入った際、一番音量が大きい所の音量を自動低に下げて、音量がそれより低い部分はそのままの音量で残るって仕組みです。それによって音量の大小の差を縮めるって事ですね。それにより、コンプの掛けられた音がアンプを介して出された時に、音量の小さいパーツもしっかり聞こえ、音量の大きい部分は押さえられ、曲中の他の部分の邪魔にならないようになります。

ラック系のプロ仕様のコンプに比べ、ペダルのコンプは機能やコントロールを省略した物が多く、ノブも2個、多くても3個ってのもが殆どだと思います。そのノブの一つは通常”Sensitivity”と”Sustain”や”Compression”って名前が付いてますよね。他の物は”Volume”とか”Output”。”Sensitivity”はコンプレッションの度合いを以下の物の一つの方法で行います。

  1. 入力された信号をどの位の音の振り幅(音量) で減少させるか。Threshold(音の入り口の大きさ)の調整ですね。
  2. もしThresholdが固定の場合はコンプ側のインプットゲインを変える。それによってthresholdにどれだけ信号を入れるかをコントロールして同じような効果を得る。

“Volume”は想像の通り、コンプレッションが効いた信号の出力の度合いですね。

それでは、ラック系のコンプで見られるコントロールの種類を見てみましょう。ここでは、レコーディング業界では達人として知られるDavid Milesの素晴らしい本、Modern Recording Techniques: を参考に以下を見てみましょう。

  • Input gain - コンプレッサーのインプット段にどれだけの信号を送るかを決定
  • Threshold - 入力された信号のレベルをどれくらい減少させるかの決定
  • Output Gain - 最終的な出力の決定。減少された信号を増幅させて再度持ち上げる部分です
  • Ratio - 下げられた音量(デシベルで計算されます)に対してのアウトプットの出力をどれくらいの対比で稼ぐかです。圧縮比ですね。例えば、Ratioが2:1の場合は2-dB(入力段)上がるたびに、出力が1-dB上がります。
  • Attack - 信号がThresholdで設定された所より大きかった場合にどれ位の速さで信号を減少させるかの決定
  • Release – 信号がThresholdで設定された所を下回った場合にどれくらいの速さで信号を増幅されるかの決定。Attackと似た動作ですがこちらは逆の効果ですね。

機能の省略されたペダル型のコンプレッサーの流行りは変わりつつあります。幸いにも当社のThe Wardenはプロ用のスタジオグレードのコンプと同様のコントロールができます。良いですよね?

 

では、なぜコンプするのか?

信号をコンプする理由は、市場に出ているコンプレッサーペダルの数ほど有ります。コンプを実際に使う前に、自分は“なぜ?”コンプを使いたいのかを見てみましょう。

  • 自分の演奏のダイナミック感を揃える - 弦楽器を演奏する人の多くがコンプレッサーを好みます。シングルノート(混み合っているオケの中で埋もれやすい)やコード弾きのバランスを取れる。ベーシストは指弾きとピック弾きの音量のバランスをとるためにコンプを使うかもしれませんし、同じ指弾きでも、スラップ奏法時の音量の変化や、タピング奏法時の音量のばらつきもそうですね。でも、コンプレッサーを掛ける時は奏法に合わせて各レベルの調整に気をつけてください。出音は結局、すべて奏者の指に掛かっていますからね。あと、それでも自分が何をやってるかオケの中で聞こえない場合は、間違ったパーツを弾いてるんじゃないかと疑ってください(笑)。そのケースで無ければ、ゴーストノート等やテイストフルな細かいトリック等をオケの中から引き出す事が可能でしょう。
     
  • 楽器の信号のAttackとReleaseの波を仕立て直す -  The Wardenの”Attack”と”Release”は効きが非常に良いです。早い”Attack”の設定にするとピックアタック(トランジェントも)の音のを“潰す”事になり、かなりの音に変化を与えます。これをベースでやるとジャコパスのフレットレスベースの様な“プリッ”音の浮き上がる音にもなります。同じ様に”Release”の設定を変えると、遅い設定ではスムースなサステインを生み、早い設定では、キレの有る“押し込む”様なベーストーンにも変わります。まず始めに、”Attack”の設定を遅めのスピードからいじり始める事をお勧めします。そこから”Release”を、曲のテンポやスタイルによって設定するって感じです。
     
  •  出しゃ張るトランジェントの頭を潰す – 3rdポジションのG音がやたらに大きかったりしますか?コンプを上手に使う事によってこの様な楽器の違いに起きるノート間や弦の音量の違いを修正する事が可能です。
     
  • 音が良くなるから – ノート間の移行をコンプレッサーがスムーズに行うのと同時に、各ノートのハーモニクス(オーバートーン)成分の出方にも影響します。これが理由で音全体をまとめる意味でコンプレッサーが便利って事になります。

ではどんな音に?

(このサンプルはRickenbacker 4001を TronographicのRusty BoxとTech 21 SansAmp RBI を通して直接DAWで録音しています)

Ex.1の中ではThe Wardenを使ってGrace Note(装飾音符)を際立たせています。”Sustain”の設定を2時あたりで少し低めに設定。”Attack”はピッキングのアタック感が出せるくらいに遅く設定。”Release”は音が素早く出る設定。前半はThe Wardenはオフで、後半がオンです。

Ex.2では”Sustain”と”Ratio”を低めに設定し”Release”を早めに設定し、この汚いパンクの様なアティチュードのベーストーンに“押し”を与えながらも強めだったピッキングの当たりをスムーズにしています。

もしお気に入りのコンプの秘訣があっ たら是非教えてください!


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Aaron Rogers (アーロン・ロジャース)アースクエイカーのPRでコピーライター。フリーランスのサウンドエンジニアとしても活躍し、バンドUltrasphinxでベースを担当。