
Rancho de la Luna Dirt Transmitter
Rancho de la Luna Dirt Transmitter™
Fuzz Driver
この特別仕様のDirt Transmitter(ダートトランスミッター)はアースクエイカーの最初期に作られていたFuzz Face系ファズの一つで、デザートロック界のラスボス、ジョシュアツリーのレコーディングスタジオRancho De La LunaのオーナーでミュージシャンでもあるDave Catchingとのコラボで誕生しました。
この特別なペダルのデザインを担当したのは、数多くのレコードジャケットのデザイン等も担当しているMike Egan。彼の作品を知らない人でも、このデザインでピンっときた人も多いはずです。
ジェイミー個人が気に入ったシリコントランジスターを発見した所からこのペダルのアイデアが始まりました。通常のゲルマニウムトランジスターとは違うピッキングへの反応する質感のある高音域と、さらなる歪みの量を得る事を可能にしました。これにより、噛みつき感を出しながらも同時に太く暖かいファズを楽しめます。
通常のゲルマニウムトランジスターとは違うピッキングへの反応する質感のある高音域と、さらなる歪みの量を得る事を可能にしました。これにより、噛みつき感を出しながらも同時に太く暖かいファズを楽しめます。ヘビーなゲインでも潰れる事のない分厚いファズや、レンジの広いキレのあるファズサウンドまで。これがシリコントランジスターの魔法です。
ストーリー
2023年の頭にジェイミースティルマンがLAデザートロックの重要地点の一つ、Rancho de la Lunaスタジオのオーナーでギターリスト/プロデューサーのDave Catchingが企画したスタジオ30周年のアルバムの参加に誘われました。勿論その機会をジェミーが見逃す理由もなく、レコーディングにDirt Transmitter(ダートトランスミッター)を選択し参加。セッションの後に「スタジオ30周年を記念してコラボしようよ」という事になり、Dave個人も大好きなDirt Transmitterでのコラボが実現しました。
Rancho de la Lunaは1993年に稼働を始めてから、デザートロックの名の下で世界クラスの様々なバンドのレコーディングを行っています。その中でダートトランスミッターは様々なアーティストに使用され、その音が認められてきました。
ダートトランスミッターが正式に出庫されたのが2008年の1月で、元々は小さい筐体にFuzz、Tone、Levelの三つのコントロールが搭載されたものでした。その後ジェイミーはBiasコントロールを追加するアイデアを思いつき制作に着手。このファズペダルのさらなる音の変化の可能性を追求しました。Biasを絞って電圧を下げると様々な表情でファズが変化していきます。Biasの部が一番高い位置に設定されている時が、ダートトランスミッターのバイアスが適切な位置になります。そこから少しずつBiasを下げて行くとピッキングの強弱に繊細に反応するゲート感が生まれてきます。図太いピュアなファズから、ビチビチっと過激に鳴るファズまで体験できます。
そしてこの特別なコラボにさらにデザートロック感を生んだMike Eganのデザイン。Daveの提案で始まったMikeとのコラボですが、偶然にも彼ははEQDの故郷オハイオ州の出身でもあり、実際に当社の工場の近くに住んでおり、EQDアーティストとしてお馴染みの様々なアーティストのレコードのアルバムジャケット等のデザインをするなど、このコラボには最高なRancho de la Lunaスタジオの30周年に華を添えます。
デザートロック好きなら彼の音や仕事を耳にした事が必ず有るはずです。このペダルのカムバックにDaveのスタジオの記念のコラボとして選んでもらって感謝!
コントロール
Fuzz: ファズの量の調整。ノブを左に回すと少なく、右に回すと多くなります。
Tone: トーンの調整。ノブを左に回すと高音が削れ、右に回すと高音が出てキレの有る音になります。
Bias: バイアスの調整。ここの操作がダートトランスミッターの基本になります。トランジスターに掛ける電圧をここで調整します。ノブが最大の状態で当社が設定したバイアスの調整された基本の音になりますので、そこを軸としてBisaを調整してみてください。ノブを左に回すと電圧の低いブツブツ系のゲートの掛かった様なファズで、右に回すと太く、自然なファズの音色に変化します。
Level: 音量の調整。
ギターサンプル
Fender Stratocaster with Dispatch Master into Valhalla Jötunn 20.
Lead Guitar: Gibson Les Paul into Universal Audio OX Stomp Dynamic Speaker Emulator and Valhalla Jötunn 20. Rhythm Guitar: Echopark 58 Albert V into Valhalla Jötunn 20.
Lead Guitar: Gibson Les Paul into Universal Audio OX Stomp Dynamic Speaker Emulator and Valhalla Jötunn 20. Rhythm Guitar: Echopark 58 Albert V into Valhalla Jötunn 20.
Guitar: Fender 61 Stratocaster into a Supro Tremolectric. Bass Guitar: Fender Precision Bass into Ampeg SGT-DI into Rupert Neve Designs 517.
Guitar: Gibson Les Paul direct into Neotek console.
Tech Specs
寸法 121 x 64 x 57 (mm)
消費電流 3 mA
入力インピーダンス : 500 kOhm
出力インピーダンス : 100 Ohm
フレキシ・スイッチング
この製品にはフレキシ・スイッチ (Flexi-Switch®) 機能が搭載されています。電子リレー方式のトゥルーバイパスで、踏み方の違いによって通常のラッチ式のスイッチとしても、モーメンタリースイッチ(アンラッチ式)としても使用可能です。
ラッチ方式のスイッチとしての使用の場合は、通常のエフェクターのスイッチの様にオンにしたい時に一回踏み、オフにしたい時にスイッチを再度一回踏み込んでください。
モーメンタリー方式のスイッチとしての使用の場合は、スイッチを踏み込んでいる間だけエフェクターがオンになり、一度スイッチを放すとオフになります。
電子リレー方式のスイッチを使用しておりますので、電源が供給されなければ入力された信号は出力されません。
電源
この製品は9V、ACアダプターで2.1mmのセンターマイナスのアダプターで使用できます。デイジーチェインやトランス方式でないパワーアダプター等の使用ではノイズが乗る事が有りますので当社では推奨しておりません。また故障の原因になりますので9Vを超える電源は使用しないでください!