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Aaron’s Bass Hole - Rainbow Machine運転ガイド

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Aaron’s Bass Hole - Rainbow Machine運転ガイド

takahiro tozawa

Rainbow Machine(レインボーマシーン)はEQDのちょっとした問題児です。羊の家族でいうと「黒羊」。どう考えてもどのジャンルにも当てはまらず発売当初から「ただの飛び道具」から「今までのペダルで一番最高の物だ」まで。今現在でも賛否両論なこのペダルを今回のこのブログでで機能面も含め、実際の音を聞きながらどんなペダルなのかを見てみましょう。この音のパンドラの箱を開ければ”普通”にも使える事が理解してもらえると思います。このデモはベースで行います。何故かって?それはAaronがベース好きだからです!

これは何をするの?

Rainbow Machineはポリフォニックのハーモナイザーにモジュレイーションが付いたペダルです。入力された信号はポリフォニック(ポリフォニックとは多数の音という意味でコード弾きにも対応します)のピッチシフターに入り、入力された信号に4th下からメジャー3rdの上まで設定されたハーモニーを足します。Pitchノブでハーモニーの調整をし、Primaryノブでその音量を調整できます。Pitchを中央12時にセットするとハーモニーは付きませんが、微妙にゆらゆら揺れたコーラスの様なエフェクト効果を得る事が出来ます。その12時方向からノブを動かすと、みなさんがご存知の”アノ”説明のつかない様なアニメ的な音が生まれます。

そこから信号はSecondary、2段目のピッチシフターに入ります。こちらでさらに4th下からメジャー3rdの上までピッチを変化させる事が可能になります。もしPitchノブが12時方向より右に設定されているとオクターブ上の音が聞こえ、12時より左に設定されているとオクターブしたの音が聞こえます。PrimaryとSecondaryを使ってダイアトニックのハーモニーとオクターブの信号をバランス良く調整してみてください。

その後の信号経路はToneとTrackingに入り音の微調整が可能です。Toneで高音の出方を調整出来ますので、ペダルの使い方によっては耳を突く様なノイジーな音から優しく柔らかい音まで作り込む事が可能です。Trackingは入力された信号と出力されるエフェクト音の時間の差を調整できるディレイの様な物です。右に回すとエフェクト音の出力の遅れが短くなるのでタイトな感じに。左に回すとエフェクト音の出力の遅れが長くなり、原音との出音の差が生まれ不思議な音が出力されます。

そしてこれ

Magicノブです。Rainbow Machineの鍵ですね。Magicは二つのピッチシフター部に入った信号を回路内でループさせて発振させる機能です。このノブでMagicをオンにした時の発振具合を調整します。Magicノブを上げてペダルを自己発振させてあげてください。その際にPitchを操作して、音が発振している時のピッチベンドも楽しんでください。

Rainbow MachineにはMagic機能を独立でコントロールする為にスイッチが付いていますので、ピッチシフターの発振を好きな時に好きなだけ使えます。その際に便利になるのが外部エクスプレッションペダルでコントロール出来るPitchです。Magicを音にした時に是非これでピッチの変化を与えてみてくささい。あのコロコロ転げ落ちる様なMagicをオンにした時の音にさらなるアニメ感を与えます。

それでは音はどうなの?

全てのノブを12時方向に設定するとRainbow Machineはこのビデオで聴ける様なちょっと不調で?大きく広がるコーラスの様な効果が得られます。あのイカれた音に行く前にここから音作りを始めるには丁度よいです。

ここではMagicボタンをフレーズの間で使用しています。Pitchは高めに設定して発振の際リピートが上に向かい様にして、Magicがオンの間は他のノブを色々動かしています。

最後に。ここではMagicノブは下げ目で使って、ハーモナイズされたコーラス音のピッチが上がっていく様子が分かる様な設定で、エコー感も出てます。


このブログ上で紹介したペダル達