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Zoar(ゾア)-  ジェイミースティルマンの現代的な歪み

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Zoar(ゾア)- ジェイミースティルマンの現代的な歪み

takahiro tozawa

弦楽器、特にギターにとは切っても切れない関係と言っても良いデバイスといえば歪みペダル。アメリカ本国でのEQDの評価は歪みからエクスペリメンタル、そして飛び道具系と幅広く沢山のユーザーが人それぞれのEQDペダルの使い方をしているんですが、日本国内のEQDペダルユーザーで一番多いのが歪みペダルの所有率だと思います。EQDをフォローしてくれてる方々ならご存知かも知れませんが、うちのオーナーでデザイナーのジェイミーの作る歪みは彼の使いたい歪み、いわゆる昔ながらの定番からアイデアを得た物が多いのが分かってもらえると思います。

こちらから廃番品のペダルをごらんになれますが(日本国内のEQDペダルの取り扱い以前のペダルも掲載されてるので、敢えて英語版のページを掲載しております)、歪みペダルのほとんどは彼のお気に入りのペダルからインスピレーションを得て制作した物ばかりで、「昔ながらの回路設計が故の懐かしさも混在する、現代的でハイファイな歪み」とのフレーズをゾアの英文説明書の翻訳をした時にはゾアの音を聞く前だったので想像が出来なかったのですが、実際にペダルを試した時にこのフレーズが頭の中でキッチリとハマりました。確かに懐かしい響きの歪みだけど、各種コントロールを操作して得られる音と手元への反応は正しく現代的な歪みとしてスピーカーキャビネットから跳ね返って来ます。

ジェイミーの説明だと「開発時はFuzz Faceをフルテンで設定して、ギター側のボリュームを少し下げて、フェンダーのツインリバーブで弾いた時の音を狙ってたんだけど、それだけじゃ面白く無いからそこから歪みとしての間口を広げたのがゾアになったんだ」との事で、確かにファズペダルを弾いてギターのボリューム絞った時に得られるあのオーバードライブ感のあるディストーションなんですよ。

ディストーションとファズの間を取れる様なWeightコントロールは、歪みのテクスチャーと低音部分の歪み感のコントロールです。ノブを上げる毎に低音の飽和感も増し、それによって歪みの質感がファズ寄りに変化します。タイトなディストーション感が欲しければ左にノブを回して、もっと暴れるファズの飽和感が欲しければ右にノブを回してください。

Weightノブで歪みのキャラクターを設定したら3バンドのEQセクションを使って音の仕上げをしてみましょう。こちらはフェンダーツインリバーブのEQセクションからアイデアを拝借して、ゾアとの相性の良いEQに仕上げたとの事です。そう言われるとこのペダル自体をプリアンプ的に扱えるって事ですかね。使用しているアンプのEQとの兼用でかなりの幅広い音作りが可能になるはずです。

このEQはパッシブなんですが、まあ効きが良い!上で説明した様に、Weightノブで設定した歪みの音色によっては低音の出方が変わるので、Bassで低音部の微調整を行う音作りをお勧めします。そしてMiddleとTreble。下のEQのカーブを見てもらえると分かりますが、EQをフラットに設定した場合は若干ドンシャリ目の出音になっております。特にTrebleノブを動かした時に感じると思うのですが、各EQポイントを動かすと他の帯域にも影響し相互作用を引き起こします。各EQノブを12時に設定してから、必要に応じてEQを少しずつ変化させて他の帯域の動きにも注目してみてください。ここで説明するほど難しくは無いと思いますが、ゾアのEQの可変幅をアンプのEQを含めた音作りに積極的に利用してください。ジェイミーが現代的にこのペダルを仕上げたかった意図が理解してもらえると思います!

各EQを12時方向に設定した時の周波数表。

うちのデモビデオ以外で素晴らしい音でゾアをデモしているビデオがありますのでこちらで紹介させてもらいますね。どちらのデモもいわゆるEQD的なプレイヤーのデモじゃないので、ゾアがどれくらい用途の広い歪みとして使えるか分かってもらえます。まずはアメリカ量販店の最大手の一つ、SweetwaterのPRSを使ったデモがこちら。

ジェイミーの狙ってた昔ながらのフィーリングの現代的な歪みって部分が良く現れている音作りを見せています。

お次はPremier Guitarのナッシュビルのセッションマン(アメリカ国内のセッションギターリストで最高の機材デモをする一人です!)John Bohlingerのストラトとレスポールのデモです!こちらのデモもEQDの歪みがオルタナ、ヘビーミュージックだけの物では無いと証明しております。

最後に!このゾアは18V電源でも使用可能なんですが、Premier Guitarのデモの後半で行なっている18Vとの演奏もお見逃しなく!ゾアの歪みにさらにパンチ感が増して出力も上がるのでさらにこのペダルの活躍の場が増えると思います!ヘッドルームがかなり上がるので、他の歪みとのペアリング等や真空管アンプをプッシュするのにも有効だと思います。

どうですこのゾアの歪み?私個人としては、今までになかったディストーション/ファズの間を取る様な歪みとか、常に新しい歪みを求めているプレイヤーにお勧めしたいです。この今まで有りそうで無かった歪みのテクスチャーはあなたにズンズンとインスピレーションを与えてくれるはずです!


Taka Tozawa アースクエイカーデバイセスのカタログ、説明書、SNSやビデオ等の翻訳を行っている。アメリカ、サンフランシスコ在住。ヒップホッププロデューサーDan the Automatorのツアーギターリストでビンテージ機材が大好物。