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作曲とデモ作りの為の初めてのホームスタジオ

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作曲とデモ作りの為の初めてのホームスタジオ

takahiro tozawa

ソングライターとしての一面として、自分の音楽をどう録音するかの勉強が有ります。インターフェイス、DAWソフト、アンプやエフェクター、本物の楽器やコンピューター上の楽器も必要でしょうし、可能で有ればあなたのホームスタジオの遮音や吸音も行いたいでしょう。トラブルシューティングの為の沢山の時間も必要になりますし(DAWソフトはややっこしいですし)、問題が起きた時の問題解決を進んで行う様な気持もなくてはいけません(録音後に音が気に入らない等の問題も後から出てきますし)。録音を始める前に全ての機材がスムースに動く様に組み上げられてないといけません。そしてそれと同時に、音楽的にクリエイティブな気持ちもキープしなければいけないし?そんなのはどうやってできるの?って!魔法の様にすべて簡単に解決する事は無いですが、あなたの目的によっては簡単な下調べをしておけば録音を簡単に始める事も可能ですし、録音の際に起こるマジックや湧き上がる創造力など、無限の可能性を秘めていますので始めてみましょう。

ホームスタジオを始める際に必要不可欠な4つの事:

  1. 持っている物からはじめる

  2. 一番最適な場所を選ぶ

  3. 作業する場所の整頓

  4. 自分の目標を知る

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1 持っている物からはじめる


新しい機材は大好きですよ。全てのフリーランスの人達と同じで、突然の出費や余りお金を持ってなかったりを経験してます。そしてその年の出来高によって買える機材。ですので必然的に、使い古されたケーブルやインターフェイスの入力の際にノイズが必要以上に大きかったりしても録音作業をしなければいけません。物は壊れますし、せっかく買った新しい録音のソフトウェアが去年買ったハードウェアに対応してなかったり。これはホームスタジオを作る過程では普通に起こりうる事です。

もし今現在、普通に稼働しているDAW(Digital Audio Workstation。日本ではDTMって言葉が主流ですね。)を持っているなら、もう貴方は半分位の所まで来てますよ。もしそうじゃなければ、とてつもない数のホームスタジオの録音機材が市場に出ているのは既に気が付いていると思います。私が初心者にお勧めする事は、将来のアップデートやアップグレードを見越して、録音のソフトとその周りの機材がそれぞれ他のメーカーの物と一緒に使える物を手に入れる事です。言い換えるならば、貴方の購入したシステムが貴方の録音作業の中心となる物になるということです。

コンピューター:MacでもPCでも構いませんが、ホームスタジオを稼働するのに十分な能力のあるコンピューターを選ぶのが最重要になります。外部機器との接続に必要な端子や、そのオプションが付いていコンピューターを探しましょう。常に外付けの記録媒体を使う事も忘れずに。コンピューターのハードディスクはDAWとパソコン自体を動かすのに特化させます。外部のハードディスク等を使う事によって録音や再生時のシステム全体をスムースに稼働させる事を可能にします。予備の外部の記録媒体やオンラインストレージ等へのデータのバックアップも、万が一のデータの紛失等を防ぐ為に必ず行なってください。

レコーデイングソフトウェア:もしMacを持っているならすでに無料のGaragebandが付いてきてますね。Logic Proは安くて、私の意見ですが結構使いやすい物だと思います。Pro Toolsは業界の定番でプロのエンジニアやプロデューサーは必ず持ってないとと言われています。もし他のソングライターやアーティストとコラボするなら、ファイルのやりとりが簡単になるかもしれないので、他の人達がどんなソフトを使っているか聞いてみましょう。予算やどんな目標が有るかによって、それぞれのソングライターの人達に見合った物が有るはずです。

インターフェイス:デモや作曲をしている私のホームスタジオはポータブルなFocusriteのScarlettとUAのApollo Twinを採用しています。Apolloはアナログの音響機材やエフェクターを再現した素晴らしいエミュレーターが付いてきます。正直これらの設定を覚えるには色々勉強しましたけども。コロナ禍が始まってからですが、何十年も借りていた大きくて天井も高く、何人かを同時にライブ録音もできるスタジオを引き払いました。でも自宅で録音やリモートのセッションの仕事や音楽を教えたりを始めて、自宅のセットアップが段々と好きになってきました。

私が使う物は私に特化した物です。ホームスタジオを作るのには必ずしも正解というものは有りません。小さい場所に移動しないといけなかったですが、ソフトとハードウェアの面でのアップグレードが私の方向性でした。自分が自分の仕事場でやりたいと思う事を考えてみてください。どのソフトウェアを買うかレンタルするか?Ableton、Studio One、Reper、それとも自分の作曲環境に合った物かもしれません。自分のお気に入りのアーティストがどんなソフトウェアを使っているか調べてみましょう。

インプットの数がどれだけ必要かが購入するインターフェイスの選択肢に関わってきます。インプットが一つのみのApogee Jamインターフェイス($130)をツアー中のホテルやバックステージでの空き時間を利用した曲作りの為に持っていき、軽く持ち運びも便利なギターの録音機材として活躍してくれました。小から中くらいのホームスタジオではPreSonusのStudio 68cインターフェイスが低価格で素晴らしいもので($320)、それかFocusriteのScarlett OctoPre($600)もです。他にお勧めするのがApogee Quartet($1595)で、大きな規模の録音にはFocusrite RedNet($2099)です。

他に必要な物:私達の殆どがヘッドフォンを所有していると思います。持っている物から始めた方が良いと信じてはいるのですが、耳当ての部分が柔らかい音の良質なヘッドフォンにアップグレードできれば、録音時の仕事がより快適なものになります。精神的にも肉体的にもです。もしアコースティックの楽器や声物の録音をするなら、ダイナミックマイクとラージコンデンサーマイクを一つずつ持っていれば大体の基本はカバーできるはずです。マイクスタンドとポップフィルターが有ればボーカルの録音を最適に行えるでしょう。他のレコーディングの際に必ず欲しい物は、質の良いケーブル、ある程度の品質のペアのモニターと無停電電源装置です。

2 自宅の中で最適な場所を選ぶ


心地よさを取るか便利性を取るか:これを読んでいる人達の中には既に答えが出ている人も居ますよね。小さい家やアパートに住んでいる人達は選択肢が限定されています。特に都会に住んでいる人達はです。そんな中でも注意して見ていきたい所もいくつか有ります。窓の近くで作業していますか?窓は閉まっていても音は漏れます。さらに階段の吹き抜けに近かったり、うるさい音が何処かから漏れている配管や家の周りの騒音、洗濯機や冷蔵庫等から出てくるノイズもチェックしてみてください。インターフェイスに直接音を送っている?もしそうならこれらの事は問題にはならないでしょう。もしボーカルやパーカッション、ギターやベース、生音をマイクを使って録音しているなら、部屋の音響効果を知っておく事が必要になります。

もし大きい音量でアンプの録音を考えているなら、近所や家で一緒に住んでいる人の苦情は避けたいですよね。そんな場合はDIYでホームスタジオの防音をするのが重要になります。防音パネルやパッドを壁に使って、穴やヒビが有るなら音漏れを防ぎたいのでそれこも処理したいところです。さらにそこから防音を突き詰めたければ、防音パネルやベーストラップの設置位置を詳しく調べてみてください。部屋の音質を含めた本格的な防音処理は大変難しい事ですが、インターネット上で部屋の防音処理や音響処理のやり方を沢山見れると思います。エフェクターを使うのは、ギターやベースの録音をアンプの音量を高く上げなくても良い音で録音できる方法の一つです。例として、Acapulco Goldパワーアンプディストーションなどは爆音感を小さい音量でも出すのには最高です。

3 作業場のアレンジ


整理整頓:そうです。わざとこの堅苦しい言葉を使って、自分自身に録音をする際の仕事場が綺麗にまとまっていないといけない事を思い出させています。私も他の沢山のミュージシャンと同じで、今まで頂いてきたキープしたい物があります。余ってて譲ってもらったマイクや、ランダムな小物。しっかりとラベルを付けてプラスチックの箱にキープしておきます。全て色分けされたテープで印が付いていて、必要な時に直ぐ見つかる様にです。セッションを中止して必要な物を探し回る事ほど創造的な気分を壊す事は無いですからね。もし場所が有るなら、フック等を利用してマイクケーブルやコンピューターの必要なケーブル類を壁に掛けるのも良いと思います。

バーチャル楽器がありますね…:欲しい楽器の音をどう作るか?私は録音作業は創造力を働かせる事だと思っていて、必ずこれだけという一つだけの方法しか無いとは思っていません。そして特に現在は、バーチャル楽器をいくつか使えれば自分一人での音楽活動の助けになります。作っているギターのデモ等に足せるドラムやオーケストラのサンプル等を持っているメリットは否定できませんね。そしてドラムのループ等を”ガチっ”と作りすぎて人間味の無いリズムになっているなら、本物のシンバルやパーカッション、手拍子なんかをオーバーダブしてライブ感を出す事も可能です。録音したバーチャル楽器をギターのエフェクターを通してリアンプして、あなただけのオリジナルの音にする事も是非試してみてください(私はAqueductを通してリアンプするのがお気に入りです)。大きくダイナミックな音や思い切った事をしたいからといって、大きなスタジオで録音しなければいけない事は必ずしも必要ではありません。リバーブやディレイを使ってその雰囲気を作り出してみてください。

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4 自分の目標を知る


間違いなくここの部分が計画リストの一番上に来ないといけないはずです。ギターリストで他のアーティストと共同で録音するなら、使用するアンプ、エフェクター、ギター、そしてプラグイン(リバーブやコンプなど、エフェクターとしても使えますね)のベストな音の引き出し方も知っておかないといけません。作曲家でプロ(自分自身の為でも他の人の為でも)としてプロデュース作業をしたい人は、アレンジやミキシング作業、そしてマスタリング等の為に使っている自分のソフトウェアを熟知しないといけません。自分の目標を知る事によって、必ず必要な機材や技術にも関係してきます。

レコーディング作業の面白い所は、テクノロジーは常に進歩していて常に新しい事を試す機会が有る事です。アナログと新しいデジタルの技術を混ぜ合わせる事によって、音の実験の可能性の扉を開けてくれて、思いもしなかった結果やユニークな曲を作れたりと。音楽制作の質の意味合いは常に変化していて個人的な物なので、自分の心を動かす事を目標にしてください。あなたの目標がなんであれ、人々に貴方の曲を覚えてもらいたいですからね。


このブログ上で紹介したペダル達


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Sara Landeauは@thejulieruin のリードギターでギターの教室もし、音楽の歴史の講師としてや音を使ったアートも行い、電子楽器の制作も行っています。